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二つの物語が同時進行していく。
一つは、映画の中で映画を撮影していて、
その撮影されている映画自体が、完結した映画として存在している。
そして二つ目が、撮影の外側の現実の主役の二人。

撮影されている側のストーリーは、鬱病とも噂される女性サラの
非現実とも見える、男性に対する愛情への飢えが、
やがて一人の男性との出会いをきっかけに、
現実のものへと変化してゆき、心を癒してゆくが、
彼女の選択は悲しくも相手を非情のなかへ追い込む。
そんな中で、彼女は自己を探り、自分の力で生きる道を選ぶ。
そのなかの非現実の男性と呼ばれるのが、フランス軍中尉だ。

現実の二人は、お互いに伴侶のある身ながら
ロケを通して密会し、愛情を確かめ合う。
見方では、単なる不倫の物語だけど
劇中劇のシナリオを書いたのも、主役の男性で
自分を投影した作品なのだ。
最後にアンナ(現実の訳名)が去ろうとしたとき、サラ!!と叫んだ。
二つの物語が一つになった瞬間。

魂の深くから蘇る絆を探るかのような二人なのだ。
二つのストーリーが同じ色をして、
同じ輝きに満ち、同じ悲しみをたたえる。
違う世界を描いているようで、そこに流れているのは一本の糸のよう。
二つの存在が、二通りの選択をしてゆくなかで
図らずも同じ運命を辿るかのように
二つのストーリーは、一つのストーリーなのだ。
ささやかなやすらぎは、エンディングに二度くりかえされたシーン。
入り江から船で漕ぎ出しすそのビジョンは、
何ものも犯しがたい、魂の静けさ。
空気も、時間も止まって・・
現実の結末と、そこに、もう一つの結末を見ることができる。
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2005.10.22 / Top↑
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