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表題に驚かないでいただきたい。
これは、先日開示となった、
「もし、ドラッカーが日本の総理大臣ならどうするか?」
の中に出てきた、ドラッカー霊の言葉である。
その中で、ドラッカーは明確に述べていた。
「日本の責任ある政治家は、核武装について、決断するべきである。

今のアメリカの財政赤字の状況からみて、アメリカ軍基地は、10年以内に引いていくことになるだろう。
その時に準備ができていなければ、日本は事実上、中国に植民地化されるのであり、これには、民族の存亡がかかっている。

核兵器というのは、作ってしまえば、それで終わりなのだ。アメリカの許可はいらない。
米軍基地が引いたあとに、中国(北朝鮮)に核のカードを突きつけられたときに、
「実は、日本にもあるんです」
と、ひと言言えれば、それで終わるのである。
「こちらも打てますよ」
とひと言言えれば、決着するのである。使う必要はない。したがって、沢山持つ必要もない。

だから、いざというときに、逆算して準備が出来るように、
「どの程度のタイムスケジュールで作れるのか」
詰めておく必要がある。それが政治の責任であり、たった一つの決断で出来ることなのだ。
(誰かがやらなければいけない。)」

 さらに、ドラッカー霊は、
「沖縄普天間基地で日本がしたことが、アメリカ国民に対して何を意味していたのか、その重大さが、この鈍感な国民は、まだわかっていないようだ」
とも言っていた。
もちろん、アメリカの知日派からも、有力な反論があるだろう。(注)
しかし、かつて「時代の預言者」として、ヒトラーの危険性と台頭を誰よりも早く予知したドラッカーの透徹した知性は、善意から、
「日本は、核武装には慎重であるべきだ」
と言ってくれる知日派の後ろにある、アメリカ全体の集合想念を洞察しているのだろう。
(しかも、彼ら愛すべき知日派は、マクロ経済(アメリカの財政赤字)の専門家ではない。)


                   早ければ、2年で作れる


「タイム・スケジュールを逆算しておく」
ことが、真の責任であるならば、やはりそれは、やらなければならないだろう。

 以下に述べることは、在家時代(旧通産省)、最初の配属先が資源エネルギー庁というところで、私のいたところは、石油、石炭、原子力発電、核燃料サイクル、新エネルギー開発といった「エネルギー戦略」全般を担当しており、「核エネルギー」についても、一応、専門家として精通していたことを前提にした上での議論である。

結論から言うと、
「普通にやれば3年、早ければ2年で作れる」
というのが結論である。
専門家の間では、
「システムとしての核武装には5年。核爆弾一発つくるのなら3年」
と言われているようであるが、既にそれだけの背景があれば、国家意志さえ明確になれば、
「おそらく2年で作れるはずだ」
というのが、私の直感である。
以下に、その根拠を述べたい。

まず核(原子)爆弾には、広島型(ウラン235)と長崎型(プルトニウム239)があるが、広島型の場合は、原子力発電用の濃縮ウラン235(3~5%)を、90%以上に更に「濃縮」する必要があるが、これは青森県六ヶ所村にある核燃料濃縮施設で可能である。
また、より現実的な「長崎型」について言うと、まず、通常の原子力発電所の使用済み核燃料から生まれるプルトニウム239(濃度60%以下)は、実は、濃度が低すぎて、核爆弾には使えない。
しかし、福井県にある高速増殖炉から生まれるプルトニウム239は、90%以上の濃縮度を持っており、ほとんどそのまま核爆弾製造に転用できる。この高速増殖炉の運転期間から逆算されるプルトニウムの貯蔵量は、理論上は、長崎型爆弾10発分である。

だから、日本には「核爆弾用のプルトニウムがすでに存在する」と言ってもいいのだが、仮に百歩譲って、そういう形では貯蔵されていないとしても、運転を再開すれば、すぐに調達可能である。それ以外にも、核爆弾用プルトニウムを製造できる「黒鉛炉」、「重水炉」の知見、経験もあるので、1年程度あれば、十分製造可能と言われている。

よく指摘されるのが、「核爆弾は、ミサイルに載せられるところまで小型化するのが大変なのだ」ということだが、その鍵を握る「爆縮レンズ」と言われる技術については、日本はまだ経験がないが、関連分野(光学レンズ等)は世界最先端の水準にあるので、本気で取り組めば、「1年程度で、世界最高峰の水準に達するのではないか」と言われている。
そして、ミサイルについては、今の日本のロケット技術からすれば、国家意志さえ固まれば、それほど心配することはないだろう。
あとはよく、「どこで核実験をするのか」と言われるが、そもそも、広島型は、実験すらしていない。(長崎型は実験した。)また、核兵器を持っていると言われているイスラエルも、当然、実験はしていない。
(中国に対する"抑止力"が目的だから、「持っているのでないか」と思わせるだけで十分なのだ。)
また、「IAEA(国際原子力機関)の査察はどうするのか」というような議論?もあるのかもしれないが、要は、国の意志の問題である。

だから、結論を言えば、「2~3年で作れる。」
ある日突然、アメリカから、「米軍基地を撤収するから」と言われて、絶望的状況にならないようにするのが、政治の役割である。
「そんなことはない、大丈夫だよ」
と言ってくれる善意の友人もいるだろうが、冷静に、アメリカの足元も見ておく必要が、一方にはあると思う。


(注)『日米同盟vs.中国・北朝鮮』(リチャード・アーミテージ、ジョセフ・ナイ/文春新書)第五章参照

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2011.02.19 / Top↑
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