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姑をつづり、引き続きつづりながらも出番を損ねていたおば編いきます


病院のベッド数の加減で入院期間は必要最小限で、すぐに自宅療養に切り替わる。
そしてギリギリまで自宅療養し、限界がきたときにまた引き受けてくれる。

で、訪問医療、訪問看護を受けながら過ごしていた頃のこと。
人は死期が近づくと、日ごろ見えない気配を感じるようになるようだ。
それはおばに限ったことではなく、誰でもそうだろうと思う。

ある日のこと、わたしの後方を指差しながら、そこにいる人は誰だろうという。
後ろを振り向くとそこにあるのは仏壇。

「(先に帰った)おじいちゃんが様子をみてくれてるんだろうね」

「ああ・・」



病院で最期を迎えたときにも・・真夜中

ソファーベッドで仮眠していたら、目を覚ましたおばがつぶやいた。

そこにいるのは誰や?

さすがにそのときはぞっとしたが、
冷静に応える必要があり、指差すほうを振り向く
そこには冷蔵庫がある
指差した上の方には自分が脱ぎ捨てたオーバーコートが乗せてある
おばにはそれが人影に見えたかもしれないと説明したが
鋭敏になっているおばの目は案外確かで
心の中で唱えて切って和らげて、再び仮眠モード。
身を守るものを持ってないと、病院で、それも個室では泊まれませぬ。


姑が亡くなった数ヶ月後に病名が発覚し
その翌年、ちょうど姑の一年目の命月にあとを追うように亡くなる。



姑は家で死にたい、おばは病院で死にたい。
そんなふうに言いながら、いつも寄り添い暮らした二人。
双子でもないのに、互いに所帯を持ったあともお隣同士
姉妹で寄り添える一生って、なかなかないと思う。

さばさばした性格の姑もたいした人であったが、
おばはおっとりながらも仲を取り持つ潤滑油のような人。

実をいうと、新しい母親に馴染めず親戚の家に毎日逃亡していたという、
幼き頃の実家の母の面倒を見てくれたのがこの姉妹なのであった。
この二人にとっては、実家の母の呼び名は ちえこ である。


二人が宝なんていうと偽善者のように思われるけど
やはり二人は生前のうちから「いてくれてありがとう」の間柄。

なんだか、さらさらと順番に旅立っていきました。
順番を間違いさえしなければ、万事良しです。
姑は火の玉まで披露してくれるというサービス振りでした。

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2011.10.20 / Top↑
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